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サッカー通の用語集2


サッカー通用語1の続きです。
サッカー通の用語集2

サード・オブ・ザ・ピッチ(thieds of the pitch)
 ピッチを3分割したゾーン。戦術を考る時にディフェンディングサード、ミドルサード、アタッキングサードに分けて考える。ディフェンディングサードはセーフティファーストに、ミドルサードは展開を考え、アタッキングサードではミスを恐れず積極的にゴールへチャレンジしなければならない。

サイドチェンジ
 通常ボール・サイドに選手が集まるので、空いている逆サイドに展開し攻撃を優位に進める展開戦術・プレー選択。ブラジル代表の一発の強く正確で長いボールによるサイド選手から逆サイド選手へのサイドチェンジと、イングランド代表のダイレクトパスで素早く中継して行うサイドチェンジがある。信じ難いことに黄金の中盤?を抱える日本代表では近年両方が観られるようになった。

サスペンション
 出場停止

シザース
 選手がクロスしてポジションを入れ替えること。シザース(ハサミ)を開いた形から。

絞る
 ボールサイドに守備側の選手が寄ること。中央の選手がボールサイドに寄ってプレッシャーをかけ、逆サイド(ボールサイドと逆のサイド)の選手が真ん中に寄って中央からの攻撃に備えること。

ジラース
 南米の選手が稀に見せるマリーシア(狡猾なプレー)でGKや自身を警戒している選手のタイミングをはずすためのプレー。軸足の後ろに蹴り足を持っていき、足をクロスさせるようにしてボールを蹴る。

ジャイアントキリング(≒アップ・セット)
 番狂わせ。ジャイアントを小さな男が倒した話から。旧約聖書に出てくる世界的に有名な話で、無敵におもえた巨人ゴリアテを、小兵(少年時代のダビデ王)が投石器1つで戦い見事に倒したというもの。旧約聖書はキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の基になっており、新約聖書やコーランに引用されている。そのため、世界のサッカー文化への影響も深いと考えられる。(余談:また、イスラエル→アラブ→インド→中国→日本と物語が伝わり、童話「一寸法師」になったともいわれている。)

シャトルラン
 小・中・高校などで運動能力調査の項目に採用されている往復持久走。トレーニングや持久力テストに使われる。
 間隔がだんだん短くなる電子音に合わせ、主に20m間隔の2本の平行線の間を走る。電子音が次に鳴るまでに線に達し、足が線を越えるか触れたら向きを変え、また電子音が鳴ったら走る。この動作を繰り返し、電子音について行けなくなったら退場。折り返した総回数が記録となる。
 最大酸素摂取量の計測は、回数から「最大酸素摂取量推定表」を参照し測定する。
 Jリーグクラブでトレーニングとして行われるシャトルランは、限界を計測というよりも、持久力の向上を目的に、時間や回数を選手全員で行う事が多い。プロ仕様で最初から早めの間隔でのスタートもある。監督やフィジカルコーチの考え方で全くシャトルラントレーニングを採用しないクラブもある。

ジャンピングアット(jumping at)
 相手選手に飛びかかる反則。ヘディングの為にジャンプし競り合う場合、ボールでなく相手選手に体をぶつける守備技術があるが、明らかにボールでなく相手選手に当たりに行っていると判定された場合は警告、ペナルティエリア内だと警告とPKをとられる。あくまでもボールに対してプレーしていると判断してもらえるプレーが重要である。こうなると経験や技術(演技)が必要とされる。足やヒザや腕やヒジを真っ先に相手に当てると悪質と判定されるので気をつけること。

ジャンピングヘッド(jumping head)
ジャンプしてヘディングする事。ゴール前、セットプレーでよく見られる。

主審(しゅしん)
 試合中の全ての判定を担当する審判。公式試合の審判は1試合につき、主審1人、副審(旧名 線審)2人、第4審判1人の合計4人の審判で行なう。

ショートコーナー
 コーナーキックで近くの選手にパスしポイントをおいて攻撃を展開すること。勝っているチームが時間稼ぎのために使うことも。

ジョッキー(jockeying)
 馬の群れを操るように、ボールを持っている選手に対して、ある方向に追い込むようにプレッシャーをかけていくディフェンス戦術。

スウィッチ(switch)
 攻撃方向を変えること。2人の選手が互いに逆方向に交差(クロスオーバー)しながらボールを受け渡すこと。ディフェンスにおいてマークを受け渡すこと。の3つをスウィッチという。

スウィーパー(sweeper)とストッパー(stoper)
 スウィパーはディフェンス選手(ストッパー)の後方に位置し、特定のマークを持たない守備選手。ディフェンスラインの裏に出てくるボールを掃除(sweep)することからついた。
特定のマークを持つ守備選手はストッパーという呼ぶ。

スキル(skill)
(技術などの)巧みさ、熟練。

スキルド・ワーカー(skilled worker)
熟練した技術を持つ選手
(例)パワーやスピードは全盛期に比べやや衰えが観られるが、守備技術、パス精度、ポジショニングなど技術の熟練が随所にみられ黙々と働くベテラン選手。33歳以降の元代表選手等にこのタイプの選手が多い。

スクイーズ(squeeze)
 間合いを詰め、相手によりプレッシャーをかけていくこと。また、その指示のコーチング。

スクエアパス(square pass)
 横パス。フィールドを横切るパス。主に攻撃のセットアップ(作り始め、作り直しなど)に用いられる。

スクデット
セリエA優勝。

スクランブル(scramble)
緊急発進状態。
パスを止めてドリブルし始める事(元アメフト用語)

スクランブル・アタック(scramble attack)
緊急攻撃と解説される。J1リーグ2007年シーズン横浜マリノスが目標にした。チームで組織的にプレッシャーをかける守備からボールを奪取、直ちにゴール前にクロス又はドリブンパス(グラウンダーのロングパス)からシュートで完結する戦術。相手のミスに付け込み素早くシュートに繋げる。

スクリーンスクリーニング(screening)
 ボールと相手との間に自分の身体を入れて、ボールを奪われないようにする技術。背中やお尻など体を使いスクリーンのように広い面積でボールを奪いに体を密着してくる敵を防ぐことから。
 =シールディング(シールド・・・盾から)

スピッティング(spitting)
つばを吐きかける反則。 この反則の前に相手側のしつこいキッキングなどの問題が必ずある。考えてもみて欲しい、意味無くいきなりツバを吐きかける人間はいないのだ。いずれにしてもこんな行為は見たくない。

スライディングタックル(sliding tackle)とスタンディングタックル
 身体を投げ出して相手のボールを奪おうとする、あるいはパスやシュートのコースをふさぐ守備の技術。これを立ったまま行う高度な守備技術をスタンディングタックルとよぶ。

スルーパス(through pass,killer pass)
 ディフェンダーの間を通してディフェンスラインの裏側のスペースへ通すパスのこと。キラーパス、ペネトレイトパスとも。

スワーブキック(swerve Kick)
 ボールに回転をかけて、曲げるキック(蹴り方)。

セットプレー
 キックオフ、スローイン、ゴールキック、FK、CK、PKのリスタートプレー。得点の3割はセットプレーから生まれている。

セリエA(Serie A, セリエ・アー)
 イタリアのプロサッカーリーグであるレガ・カルチョのトップディビジョンの名称。リーグのシステムが現在の形になったのは1929年。20クラブによるホームアンドアウェー方式2回戦総当たりのリーグ戦、得失点差などに関係なく同順位、降格などの必要な場合はプレーオフで決める。イエローカードは初め4枚で1試合出場停止。その後3枚、2枚、1枚と減り再び4枚に戻る。

選手のマスコミ採点
 イタリアの「ガゼッタ」、日本のサッカー新聞「エル ゴラッソ」などのサッカー通マスコミの選手採点基準は10段階評価。6点を基準に、通常7~4点で行われている。

10   (引退する名選手への祝意以外は)使われない
 9   まず使われない
 8   ハットトリックしてチームが勝利など
 7.5 大活躍
 7   全てにいい仕事をした 
 6.5 良い
 6   良いプレーと悪いプレー(基準)
 5.5 やや悪い
 5   悪い
 4.5 非常に悪い(このポジションに誰か他の選手を望むという意)
 4   最悪(退場など最初から居ない方がよかったという意)
 3   (通常、選手のために)以下は使わない
 2   後日ドーピング疑惑発覚など
 1   八百長など反社会的犯罪行為遂行の選手

ゼンデン現象(Zenden Phenomenon)
 PSV等で活躍したオランダ代表ボウデヴィン・ゼンデン選手から由来。ウイング、サイドアタッカー、サイドハーフ、FW等の選手が、サイドバックの人材不足からサイドバックへポジション変更されることから起こる現象・状況。
 チームのFWやサイドを担う選手の中で監督から信頼を得られなかったことも起因。それでも選手が懸命に取り組むも、本来、攻撃選手として育成され成長してきたわけであるから守備力が低い。試合において守備局面でミス、サイド突破される場面が目立ち、結局、監督から起用されなくなり放出される例が多い。
 各国リーグでもJリーグでも代表でも高校生チームでもこの現象に近いものはよく見られる。

ゾーンディフェンス(zonal Defense)
 マンマーク(特定の選手をマークする)でなく、相対的なエリア(地域分担)を守ってマークの受け渡しをしながら行う守備戦術。
 ⇔マンツーマンディフェンス

ゾーンプレスDrズテンコ
 ゾーンディフェンス(マンマークではなくエリア責任制でマークを受け渡し守備するシステム)で守っている中で、ボールホルダーの相手選手1人に3人で正面の180度、左、右の90度の全方位のパスコースを潰しながら瞬時に距離を詰めボール奪取する守備システム。タクティカル・サッカーの提唱者の一人ズテンコ・ベルデニック元スロベニア代表監督の祖国の大学での教授時代の研究成果。そのボール奪取理論は完璧だが実際は選手のスタミナがもたないため特定の時間帯でしか行われない。
 ゾーンプレスにおける攻撃は同理論上のアタッキング・システム(あらゆる局面の攻撃手順を予め規定しておき、高速でパス展開しゴールにパスで完結する)を同氏が実施面において日本にて完成。しかしこちらは自由度が皆無で選手から評判が悪くフリューゲルスコーチ時代(1993天皇杯優勝)とジェフ千葉監督時代(リーグ3位)実現されたのみ。

ターン(turn!)
 後方からきたボールを受ける際に、「フリーだからファーストタッチで前を向け!」という意味を表す言葉・コーチング。パスの出し手や、周囲の見方が声をかけるコーチング。

ダイアゴナルラン(diagonal run)
 オフ・ザ・ボールの選手の、相手を撹乱させたりスペースを作るため斜めに走る動き。人は前後の縦の動きや横の動きには着いて行き易いが、斜めの動きには情報量が増え対処し難い。
 マンツーマンの場合はマークして着いて行くとその場所にスペースが生まれてしまい、ゾーンで守る場合はマークの受け渡しやギャップを埋める動きを同時にしつつ、またゴールを背負い半身で相手選手を観つつボールも見なくてはならないため困難となる。
 ピッチの中央からサイドに、サイドから中央に斜めへ走る。味方の為にスペースをつくったり、自身がボールを受けてからそのスペースを利用するために行われる。それによって相手守備をかく乱する。
 ゴール前に限らず、一手先、二手先の攻撃の展開の為に行われる。組織の整った素晴らしいチームはその動きが自動化している。応ずる守備側はその動きをとった選手を誰かが気にしなければならないし、作られたスペースを誰かが埋めに行かなければならない。

ダイブ
ファールをもらうためにわざと転ぶこと。マリーシアの一つ。

ダイビング(diving)
 ゴールキーパーがキャッチやディフレクトのために横に跳んでゴールを守るGK技術。マリーシアのダイブ、ダイビングと混同しないように。

ダイレクトプレー 
 フィニッシュ(ゴール)から逆算してシンプルに組み立てるプレー。プレーの優先順位が重要視される。⇔ポゼッションプレー

タッチライン
サイドライン。

チップ(chipping)
 ボールの下側を蹴り、バックスピンをかけて高く蹴り上げる技術。ロビングのパス・シュートの時によく用いられる。

チェイシング
 マーキング。

チェック(checking,checking run)
 チェッキングランの意は、意図する方向に動き出そうとする前に、一旦逆方向に2,3歩ダッシュしてから急に方向を変えてダッシュする動き。ボールを受けるときに重要。
 困ったことにもう一つの一般的な意は「チェックに行け」などで使われるボールを持った相手選手や、相手選手にマーキングすること。それはアプローチといおう。

チャレンジチャレンジの優先順位
 ボールを持っていない相手に対して行う守備の3原則、アプローチチャレンジタックリングの中の一つ。

下の5つが「チャレンジの優先順位」
  (1)インターセプト
  (2)タックリング(直接ボールを奪う)
  (3)振り向かせない
  (4)ディレイ(攻撃を遅らせる)
  (5)ジョッキー(サイドや後方に追い込む)
 5つのそれぞれを総称してチャレンジとよばれる守備における個人戦術。
 「チャレンジの優先順位」はボールが持っていない相手に対してボールが入ってくる(パスが通される)ところから始まっている。教科書通りにはいかないだとか言われ批判されるが言葉と意味は基本として押えておこう。

チョップキック
 足の甲でボールを蹴り、ポンと高くボールを上げる蹴り方。頭越しにパスするキック。

ディー(D)
 ペナルティアークの通称。ルール上ではPKのときにしか意味を持たないが、攻守にわたってこの”D”付近のエリアというのは重要な意味を持ち、この簡易な言い方が使われる。 「Dでのプレー」などという。

ディシプリン(discipline)
 チームの共通理解、約束事。チームに意思を持たせ、意図のあるサッカーを行うために重要なファクター(要素)。生活面での規律の意味にも用いられるためその用途は広い。監督の仕事そのものと言っていいだろう。

ディフレクティング(deflecting)
 通常ゴールキーパーが手のひらを用いてシュートコースを変えゴールを守るGK技術。もともとはボールが何かに当たってコースを変えること。

ディレイ(delay)
 飛び込まずコースを切りながら相手の攻撃を遅らせる守備戦術。また、うかつに飛び込まず、遅らせろという意の守備時のコーチング。

デコイ(decoy)
 ディフェンダーを引きつけるための「おとりの動き」のプレー。
すでに基本となってるが欧州版のマリーシアの一つといえる。元々の意味は、狩猟のときに鳥を誘き寄せるおとりの鳥の木模型。

デスタッキ (destaque ポルトガル語)
 優秀選手。エースであるクラッキよりやや劣るがチーム内の非常に優秀な選手。(サンバでは山車の上で踊るダンサー) ※参考 クラッキ

ドイスボランチ
ダブルボランチ。

ドッピエッタ
 1人の選手が、1試合で2得点すること。

トライアングル(triangle)
 攻撃側選手のとる三角形の陣形。ボールを持っている選手を中心に三角形を保ち、攻撃をサポート(ボールを受ける、おとりになる)できる体制を作ろうとする動きや、パスを受けるために三角形を形成することなど。正逆三角形をあわせた4人の陣形をダイヤモンドという。

トラップ(trapping)
 ボールを受ける技術。ボールを次のプレーがしやすいところに持って行く技術。
元々はウェッジ・コントロール(ボールに罠をかける)の意であった。

トリッピング
相手選手をつまずかせたり倒してしまう反則。遅れてタックルにいきボールでなく相手選手の足に当たりトリッピングになることが多い。故意と判断されると警告、後ろから故意の場合は退場となる。

ドリブル(dribbling)
 ボールをプレイ・ディスタンス(自分のボールコントロールできる範囲)内において運ぶ技術。相手選手を突破するときなどに使う。
 ※「ラン・ウィズ・ザ・ボール」敵選手らの突破でなく単にボールをコントロールしてスペースに走りこむこと。これと区別して憶えたい。

ドリブンパス(driven pass)
 低い弾道の中~長距離の強く速いパス。現代サッカーでは特に重要な技術。これからの日本代表の攻撃の中心を担うパスになるだろう。
 ⇔ロフティド・パス(lofted pass)フワっとした浮き球のパス。

トレクァルティスタ(trequartistaイタリア語)
 自ら得点を狙うトップ下のこと。
コートを4等分し3っ目のエリア、敵ゴールのペナルティーラインからセンターラインの間を主に受け持つ攻撃適性選手。チャンスを作りゴールを上げる事が役割。

トレスボランチ
 トリプルボランチ。

ノッキング
 ノッキングを起していた、攻撃にノッキングを起こす、などと使う。ランとパスがずれたり動きがギクシャクする。パスコースを探す間に無駄にドリブルをしてしまう。攻撃がサイドでも中央でも跳ね返され再度作り直し手詰まりにりになる。攻撃中に同じポイントに選手が重なってしまうなどの集団的戦術的ミス、状態。

ノーマンズランド(no man's land)
 オープンスペースのこと



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